最近はギガビット対応の機器類がかなり普及してきています。

マザーボードのチップセットは最初から1000Base-Tですし、別売のLANカードやHUB等も新しく販売される物は殆ど1000Base-T対応になっています。

価格的にも徐々に低価格化しており、個人でも入手し易くなっています。

1000Base-TXと言う規格もありますが、こちらは個人向けの対応機器が殆ど出回っておらず現在の所あまり一般的ではありません。
使用するLANケーブルもカテゴリー6が必要になってきますし使用条件もカテゴリー5eに比べ厳しいので普及するかどうかは疑問が残ります。

これは個人的な見解ですが、規格制定の絡みや様々な問題から将来的にはカテゴリー6を飛ばしてカテゴリー7等次の規格がメインになって行くのでは無いかと予想しています。(あくまで実際に工事に携わっている身としての個人的な見解です)

さて、そこで果たして「個人レベルでギガビットが必要なのか?」

と言うと一般的に使用している人には殆ど必要無いと思います。


何故ならば個人の場合、出入り口である回線(Bフレッツや、ADSL等)が最大でも100Mbpsだからです。
しかも実際に100Mbpsの速度が出る地域など殆どありません。

将来的にこの速度が100Mbpsを超え、より高速になって行くのは間違いありませんが、まだずっと先の話だと思われます。

では、「全く必要無いのか?」と言えばそうでもありません。

最近ではパソコンでTVが見れたり、録画出来るようになっていてそういった使い方をしている方も多いと思います。他にもMP3等の音楽系ファイルも数が増えてくると結構な容量になります。
更にパソコンを複数台所持していて、ネットワークで繋いで使用していたりすると録画したデータをパソコン間でやり取りする時にはファイルサイズが大きいのでそれなりの時間がかかってしまいます。
NASを使っている人は特に気になる所でしょう。

そんな時には、パソコン間だけでも1000Base-Tになっていれば少なくとも100Base-T(X)よりは高速です。
名称から考えて10倍速くなると思いがちですが、OSの仕様や色々な問題からせいぜい2〜3倍程度しか速くなりませんがそれでも今までかかっていた転送時間の半分以下にはなります。



1000Base-T導入方法

パソコンのLAN端子がギガビット対応(1000Base-T)になっていれば、後は1000Base-T対応のスイッチングHUBを購入するだけです。
家電量販店に行けば安い物で5,000円前後で購入出来ます。
メーカーによって性能は違いますが、よほど訳のわからないメーカーじゃ無い限り大丈夫と思います。
因みに当社では業務用ですとATI製を主に使用しています。

LANケーブルもカテゴリー5eが必要ですが、現在売られている物は殆どがカテゴリー5eなので多くの場合大丈夫と思われます。
購入した時期が微妙な場合、普通はLANケーブルに規格が表記されていますので確認してみましょう。
「カテゴリー5e」、「エンハンスドカテゴリー5」、「Cat5e」等と書かれていればOKです。

これだけで同じスイッチングHUBに繋がれたパソコン間は1000Base-Tでリンクアップします。

注意するのは、ルーターのポートに繋がったパソコンとは1000Base-Tで通信出来ないと言う事です。(100Base-TXでは可能)
ギガビット対応の個人向けルーターはまだまだ出回っておらず、あっても比較的高価です。
NTTでレンタルしているルーターも基本的にすべて100Base-TXです(Bフレッツの上限が最大100Mbpsの為)

上記の理由から1000Base-Tで通信したい場合、すべてHUBに直接繋ぎましょう。



注意点

ギガビット対応製品の中でも「ジャンボフレーム対応」と言う物があります。
と言うよりは最近の製品では殆ど対応になってますが、たまに対応じゃない物もあります。

これは簡単に言うと、一回の通信の単位を大きくして通信効率を上げようと言う技術です。
これが対応していると確かに転送速度が速くなります(若干ですが)


但しいくつか注意点があって、


@ すべての機器が「ジャンボフレーム対応」でなければならない。

パソコン側のLANカード、スイッチングHUB等、経路に存在する機器類がすべて対応になっている必要があります。
しかも、メーカーによってジャンボフレームの性能がバラバラです。
上限が9000byteの物もあれば12000byteの物もあります。
他メーカーが混在しても使用出来ますが、少しでも速度アップを図りたい場合メーカーを揃えた方が無難です。


A WindowsVista対応の製品が少ない。

ドライバの供給が追いついていないのか、Vistaの仕様のせいなのかは不明ですがVistaで使えない製品が殆どです(2008年1月現在)
Windows98やMeで使用出来ない製品も多いです。
つまり現状だと殆どXPのみに限られます。

その他、Write性能が極端に低い等、まだまだ性能向上の余地があるのではないかと思います。
今後、製品が充実してくるに従って改善されて行くのではないでしょうか。
・ギガビット環境
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