最近市販され始めた新しい通信機器です。
Power Line Communication の頭文字を取ってPLCと言います。

何かと言うと、要は100Vの電気のコンセントを利用してデータ通信が出来ると言う代物です。
つまり、電気のコンセントのある部屋ならばどの部屋同士でもLANが組めます(稀に不可なケースもあり)
いくつか使用条件はありますが、殆どの個人宅で使用可能だと思われます。

価格も1セットで¥14,000円前後と比較的安価です。

問題の通信速度ですが、理論値では190/Mbpsと記載されている製品が多いですが実際の速度は20/Mbps程度のようです。
各々のコンセントの電力ラインで使用されている電気製品に大きく影響されるので、速度は使用環境によってかなり左右されます。
今後改良が加えられ、より高性能な製品が出てくるのではないかと思われます。

無線も有線も導入が難しく「それほど通信速度を気にしない」と言う方には最適な商品かも知れません。
逆に「インターネットよりもPC同士の転送速度が重要」と言う方には現状では不向きな商品です。

尚、様々な要素が入り混じってノイズ源が多い商業ビル等では安定運用には向きません。



PLC導入時の注意

PLC関連の製品はまだ発売されたばかりで、現状では性能的にイマイチといった感じです。
少しでも通信速度を向上させる為にいくつか注意点があります。

@ ご家庭の一般的な電力の引き込み方式として単相3線方式と言う方式があります。
この場合、宅内の電気の配線通路が電力の負荷を分散させる為2系統(L1、L2)に分かれているのですが、このL1とL2を跨いだ通信の場合は通信速度が減衰しますので、注意が必要です。

A 集合住宅などでBフレッツ(マンションタイプ)等をご使用の場合
VDSLとPLCは一部同周波数帯域を使用している為、機器同士で干渉し合う可能性があります。
例えば隣接して設置した場合、干渉しあって通信に弊害を起こす場合があります。

B 近隣の住宅でもPLCを使用している場合
PLCはご自宅の分電盤を越えて信号が送出されますので、隣のお宅でも使用していた場合干渉しあって通信速度が落ちます。
その場合、分電盤にブロッキング等の対策をする必要があります。
将来的に普及率が増えてきた場合、色々と弊害が出てくるかも知れません。

その他、
PLCで使用している周波数帯はアマチュア無線の周波数帯と一部重なっています。
もし、近隣でアマチュア無線を行っている方がいる場合、お互いに干渉し合う可能性があります。

この辺の周波数使用に関する問題は各関係機関で現在訴訟中のようです。
結果次第では今後、使用条件等が変わってくる可能性もあるかも知れません。
・PLC
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